男性も日焼け止め対策

 気が早いかもしれませんが、「紫外線対策」の話です。

肌のしみやしわ、たるみなどの老化は、加齢よりも紫外線を浴び続けることで肌がダメージを受ける「光老化」の影響が大きいと考えられるのに加え、紫外線は皮膚がんの原因にもなる。

 

 皮膚は加齢とともに老化するが、老化の程度は体の中でも差がある。

例えば、顔にはしわやしみが目立つお年寄りでも、腹部や太ももはさほど変化がないことが多い。

これは、太陽光に当たって紫外線を浴びる時間が違うからだ。

 

 東邦大医療センター大森病院(東京都大田区)の関東裕美・皮膚科臨床教授は「紫外線を防がなければ、加齢による老化に『光老化』が上乗せされる形になり、皮膚の老化がより早く起きてしまう」と解説する。

 人の皮膚は「表皮」と、それより深い「真皮」から成る。

表皮に紫外線が当たると「メラニン」という色素が作られる。

いわゆる「日焼け」だが、度合いが過ぎると皮膚のしみの原因となる。

 

 紫外線はさらに「真皮」にも入り込み、組織を傷つけて変性させてしまう。

 これが長年繰り返されると、コラーゲンなどを成分とする「膠原(こうげん)線維」などが細くなり、真皮に隙間が増えていく。

その結果、皮膚の張りを維持しづらくなり、しわやたるみが生じる。

 

 この厄介な紫外線は、長期的に見ると日本の地表に届く量が増えている

 気象庁が紫外線の量を国内3地点(札幌市、茨城県つくば市、那覇市)で1990年ごろから観測した結果、1年間の積算量で見ると、札幌市が10年間で3・2%、つくば市が4・2%のペースで、それぞれ増加した

理由ははっきりしないが、環境技術の向上によって空気がきれいになり、紫外線を散乱・吸収していた微粒子が減ったためとの推察がある。

 

 紫外線の予防は、太陽光を遮ることが基本だ。

夏は、長袖や襟付きの衣服で肌の露出を少なくすると、体に熱をためてしまい熱中症になる危険がある。

日傘や帽子で直射日光を避けたり、紫外線の量が特に多くなる午前10時から午後2時ごろの外出を控えたりするほか、日焼け止めを上手に使うのも有効だ。

 

 東邦大大森病院の関東教授が特に日焼け止め使用を勧めるのは男性。

女性に比べて対策を取らない人が多く、太陽光にさらされやすい短髪の人も多いからだという。

「外出する時には日焼け止めを塗って遮光する、という習慣を身につけてほしい」と訴える。

 塗り方は「1円玉2枚分くらいの量を、顔全体にしっかり塗り込む」。

顔だけでなく、耳や首も忘れないようにしたい。

また、日焼け止めに含まれる紫外線の吸収剤がしみて痛みを感じる場合があり、こうした人は吸収剤が含まれない「ノンケミカル」と呼ばれる種類の商品を選ぶといい。

商品の表示を見るか、薬剤師に聞けば確認できる。

 

 一方、紫外線には体内でビタミンDを作り出す作用があり、一定量であれば浴びることは健康に役立つ。

国立がん研究センターのグループは3月、約8000人を対象とした疫学調査で、ビタミンDが十分な人は、不足気味な人よりもがんになるリスクが約2割低かったとの論文を英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表している。

また、ビタミンDは骨の新陳代謝に関連しており、不足すると骨粗しょう症や骨折が起きやすくなる。

 国立環境研究所(茨城県つくば市)の中島英彰主席研究員(大気物理化学)は「夏の紫外線は強いため、比較的涼しい時間帯に15分程度、浴びるのがいい」と話す。

 

※気温は低いですが、日差しは強くなってきています。

春の彼岸から、秋の彼岸まで日焼け対策するのはいかがですか。

 

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