子供がスマホに依存しないように

 子どもに浸透するスマートフォン(スマホ)にどう向き合えばよいのか。

福岡市で、健康面への影響を話し合うフォーラム「スマホ社会と子どもの育ち」が開かれ、8人の専門家が問題点を報告した。

 

 NPO法人「子どもとメディア」(福岡市)が主催し約550人が参加した。

国に対策を求める意見が強く、たばこの有害表示のように、スマホにも「子どもの発達や健康への懸念を注意喚起する表記が必要」との提言がされた。

 

 富田香・平和眼科院長はスマホばかり毎日長時間見ていた場合、近視が進行しやすくなるほか、「両目を内側に寄せて見るため、遠くをぼんやりと見るよりも目が疲れやすい。中高生でもスマホ老眼になる可能性がある」と警告した。

運動量の減少や、距離感や空間を認識する能力が低下する恐れもあるという。

 

 日本幼児体育学会長の前橋明・早稲田大教授によると、体温が高くなって一番運動に適した午後4時ごろに、スマホやゲームをしている子どもが増加している。

その結果、夜になっても、心地よい疲れが訪れず、午後10時を過ぎても起きている子どもが増えているのが最近の特徴だという。

前橋さんはこうした睡眠リズムの崩れが遅寝・遅起き型の子どもを増やすといい、「体を動かす楽しさをもっと子どもたちに体感させてほしい」と訴えた。

 

 宮崎県内の学童たちの運動器検診データを基に、帖佐悦男・宮崎大医学部教授は「約1割の子どもが背骨や足、膝などの運動器に障害がある。足のかかとを地面につけたまましゃがむ姿勢ができず、うしろにひっくり返る子どもが1割程度もいる」と分析。

運動不足による肥満や身体のバランス能力の低下を問題視した。

そのため、最低でも週に3回は外遊びをさせたいと呼びかけた。

 

 このほか、樋口進・国立病院機構久里浜医療センター院長は、ゲームにのめり込むと成長してスマホ依存がひどくなると問題視。

「ネット依存症」として治療が必要になる場合もあるとの実態を報告した。

 

 内閣府が昨年1月、0~9歳の子をもつ親1550人に聞いた「低年齢層の子供のインターネット利用環境実態調査」によると、3~5歳では約4割、6~8歳では約5割、9歳では約66%の子どもがスマホやタブレットなどの機器でインターネットを利用していた。

平日の平均利用時間は60分もあった。

また、機器を利用している子どものうち、43・8%が子ども専用の機器をもっており、9歳では72・6%にも上っていた。

利用内容の上位は動画視聴が85・4%、ゲーム65・8%、知育30・4%となっている。

 こうした状況に危機感を抱いた日本小児科医会は5年前から、一般向けに「スマホに子守りをさせないで!」などと記されたカラー刷りのリーフレットを作製。

内容を更新しつつ、医療機関や自治体などに配布している。

 

 スマホの弊害を防ぐためにはどうすれば良いのか。

日本小児科医会業務執行理事の内海裕美・吉村小児科院長は、「乳幼児に限れば、一人では絶対に使わせない。スマホで動物の動画を見せたら、実際に動物園に行って本物を見る機会をつくる」とアドバイス。

さらに「スマホを見るときは30センチ以上目を離し、夜は使わせない。テレビも含め、電子映像メディアとの接触時間は1日に2時間以内とし、休日は親子で外で過ごす」と提案する。

 

※新学年が始まったこの時期に新しいルールを作り、スマホと付き合っていきたいですね。

それには、親が実践する姿を見せると効果が高いのではないでしょうか。

 

受付時間 《予約制》

 日・水・木 :

 午前9時~午後7時


 月・金・土 :

  午前9時~午後4時

 

※お問合せの電話も時間内にお願いします 

 

火曜・第4日曜休診

臨時休診あり

 

問合せ・予約:

 090-8961-9056

(往診中、診療中は電話に

出られないことがあります)

 

さいたま市北区東大成町

1-65-1-101