食中毒に注意する季節です

 食べ物が傷みやすく、食中毒が気になる季節になります。

夏場に最も危険なのが、生肉などに付着する細菌「カンピロバクター」だ。

 

 厚労省の統計によると、国内では一昨年1202件の食中毒が報告され、2万2718人の患者が出た。

発生件数の約3分の1(431件)は細菌が原因で、ピークは6月(67件)。

鶏や牛、豚などの腸内に生息するカンピロバクターはこの7割以上を占め、年間の発生件数は318件に上る。

 かつては、鶏卵などにいるサルモネラ菌による食中毒も多かったが、鶏に接種するワクチンの普及などで、昨年は10年前の6分の1の24件まで減少した。

一方、カンピロバクターは10年前から年間200~600件の間で推移し、専門家も有効な対策を見つけられず頭を痛めてきた。

 

 国立医薬品食品衛生研究所の朝倉宏・食品衛生管理部第1室長は「カンピロバクターは、汚染した食肉が野菜など他の食物に触れることによる2次汚染の原因にもなっており、菌を減らせれば感染予防の効果は大きい」と指摘。

厚労省の担当者は「キャンプ場でのバーベキューや家庭での料理の際も、肉をしっかり加熱して食べることが重要」と注意を呼び掛けている。

 

 

 日本で食中毒の最大の原因になっているのは、ノロウイルス。

一昨年はノロウイルスとカンピロバクターで発生件数の3分の2を占めた。

ノロウイルスは冬に猛威を振るうことで知られるが、6~8月の夏季でも月10件程度起きており、集団感染を防ぐためにもこまめな消毒が求められる。

 

 厚労省がホームページに掲載しているQ&Aでは、調理器具などを「次亜塩素酸ナトリウム」で消毒するのが有効と書かれているが、実験の結果、エタノール(アルコール)系の市販消毒剤でも有効な商品があったという。

 

 次亜塩素酸ナトリウムなど塩素系の消毒剤は、金属への腐食作用があるほか、皮膚への刺激も強いので、場所によっては使用が難しい。

使い勝手のいいエタノール系は、一般にはノロウイルスに十分な殺菌作用がないとされるが、別の成分を添加して効果を高めた市販の消毒剤11種類を調べると、7種類で効果が認められた。

 また、塩素系、エタノール系ともに、肉のエキスを加えない方がウイルスが死滅しやすかった。

感染者が嘔吐をした際は、吐いた物を拭き取ってから消毒した方が効果が高いことを示す結果という。

 厚労省の担当者は「エタノール系の消毒剤も手洗い場や調理場に設置してもらい、夏場もノロウイルスの汚染防止に努めてほしい」と訴えている。

 

 カンピロバクターとは?

 家畜のほかペットの腸内にも生息し、汚染された食品や水を摂取することで感染する。100個程度と少ない菌量で感染し、2~5日間の潜伏期間後、下痢や腹痛、発熱、吐き気、頭痛などの症状が出る。多くは1週間程度で治るが、乳幼児や高齢者、抵抗力の弱っている人などは重症化する可能性が高い。飲食店などで生や加熱が不十分な鶏肉を食べた際に感染するケースが多いとされる。

 

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