救急車を呼ぶ時に

 目の前で突然倒れ、動けなくなった人がいたら、心肺蘇生による救急救命措置が有効です。

2015年10月、その基準が変更されたそうです。

呼吸確認、心臓マッサージ、人工呼吸、自動体外式除細動器(AED)の使用と、応急手当ては進んでいく。

 総務省消防庁によると、119番通報から救急車到着までの全国平均時間は8.6分(15年)。

早期の通報、適切な処置から救急隊につなぎ、病院に搬送する一連の流れを「救命の連鎖」という。

目の前で突然倒れ、返事をしなくなった家族や友人、仲間たちの運命は、救急車が到着するまでスムーズに行くよう、どのような対応をするかにかかっている。

 

 AEDの使用を含めた心肺蘇生法について、各消防署や日本赤十字社は主に講習で周知に努めている。

医療系の学会やNPO法人でつくる日本蘇生協議会(JRC)が「蘇生ガイドライン」を定める。

国際蘇生連絡協議会が発表した「心肺蘇生に関わる科学的根拠と治療勧告コンセンサス」を基に策定している。

 

 ガイドラインは5年ごとに更新されており、2015年版が最新。

東京消防庁は「前回の10年版からの変更点をみると、救護者の戸惑いを解消し、可能な限り早く心肺蘇生にたどり着いてもらうことを重視している」と解説する。

 これまでは肩を軽くたたきながら大声で呼びかけ、反応がなければ119番することになっていたが、反応の有無が分からなかったら通報するように改めた。

また119番で心停止の判断について指導を受けられるようになった。

 

 心停止の判断材料になるのは呼吸。

胸と腹の動きが普段どおりか、10秒以内に確認する。

呼吸がなかったり、異常な呼吸があったりした場合は心停止と認められる。

しゃくりあげるような不規則な呼吸は「死戦期呼吸」といい、突発の心停止にはよくみられる症状だ。

 新ガイドラインは、呼吸の判断に自信を持てなければ心停止と判断し、心臓マッサージを始めるよう定めた。

東京消防庁は「止まっている場合のリスクや被害と比べると、心臓が動いていてもマッサージをした方がいい。むやみに危害を恐れず、胸の真ん中にある骨を繰り返し圧迫してほしい」と話す。

 

 胸骨圧迫も、新たに深さとテンポに上限が定められた。

「少なくとも5センチ沈むまで、1分間に100回」だったのが、

「約5センチ沈む程度で6センチを超えず、1分間に100~120回」と変わった。「マッサージは深いほど有効」という表現はなくなった。

5~6センチを守ろうと訓練する救急現場も出てきた。

 

 ただし、東京消防庁は「この上限はあくまで参考と捉えてほしい」と指摘する。

厳密に深さ5~6センチを守るなら十分な訓練が必要で、単3乾電池をあてがえば目安になるが、とっさのタイミングでは非現実的。

「一般向けの訓練では圧迫が5センチに達しない人が多い。そこに『6センチを超えない』と意識すると、さらに手加減して圧迫が不十分になる恐れがある」。

応急手当てに関する東京消防庁のパンフレットは、ガイドライン改定後も深さを約5センチのままにしている。

テンポも同様で、東京消防庁は「意識し過ぎて速くすれば、どうしても圧迫が浅くなる」と注意を呼びかける。

 

 人工呼吸は「訓練を受けており、技術と意思がある場合は実施する」と盛り込まれた。

「口から出血や嘔吐があったり、マウスピースがなかったりするとためらってしまいがちだが、迷っている時間がもったいない。救急車が到着するまでは、心臓マッサージだけでも効果がある」という。

 

※一度は講習会を受けると役に立つと思われます。

胸骨圧迫は、プリンセスプリンセスの「ダイアモンド」のテンポが良いと「ためしてガッテン」でも紹介していました。

 

受付時間 《予約制》

 日・水・木 :

 午前9時~午後7時


 月・金・土 :

  午前9時~午後4時

 

※お問合せの電話も時間内にお願いします 

 

火曜・第4日曜休診

臨時休診あり

 

問合せ・予約:

 090-8961-9056

(往診中は電話に出られないことがあります)

 

さいたま市北区東大成町

1-65-1-101