肺炎ワクチンの接種を

 「孫育て」に奮闘する祖父母が増えている中、孫からの感染で祖父母が肺炎になる可能性があるという。

肺炎は日本人の死亡原因の第3位。

家族が集まることの多いクリスマスや年末年始を控え、感染予防を心がけておきたい。

 

 肺炎は季節を問わずかかる可能性のある病気だが、死亡率は12月から翌年1月にかけてが最も高い。

普段の生活でかかる肺炎の原因菌の4分の1を占めるのは「肺炎球菌」で、子どもの鼻やのどに存在することが多い。

せきやくしゃみで飛び散った菌を吸い込み、その菌が肺まで到達してしまうと発症する。

糖尿病や心疾患などの持病や加齢で免疫力が落ちている場合に発症しやすく、繰り返すと重症化してしまう。

肺炎による死亡のほとんどが65歳以上だ。

 

 第一生命経済研究所が2014年に孫がいる55~74歳の男女1000人に行った調査では、孫の面倒を見た経験がある祖父は6割、祖母は7割。

さらに年末年始は家庭のイベントが多く、孫と祖父母の交流も多いため気をつけた方が良さそうだ。

米国の研究では、親族が集まるクリスマス休暇から年始にかけて、高齢者に子ども由来の肺炎が急増することを指摘したものがある。

子育て中の親世代には感染しなくても、免疫力の落ちている祖父母世代には感染しやすいことを示唆している。

 

 肺炎を予防するには、うがいや手洗い、口内をきれいに保つこと、規則正しい生活で免疫力を保つことなどが大切だ。

この他に、肺炎球菌ワクチンも発症や重症化を抑える効果があり、高齢者を対象としたワクチンは14年10月から国が接種を勧める「定期接種」となった。

65歳になる年に1回接種を受ける。

 子どもの肺炎球菌ワクチンは以前から定期接種とされ、93種類に分類される肺炎球菌の型のうち13種に対応している。

一方、高齢者に使われるワクチンは小児用13種のうち12種を含む23種に対応。

ワクチン販売元のMSD社によると、肺炎球菌で引き起こされる肺炎の66.5%をカバーするという。

飲み下す嚥下機能の低下などで菌が肺に入りやすい人でも重症化しにくくなる効果があるという。

 

 気をつけたいのは定期接種の対象者。

18年度までは経過措置で、その年度中に65、70、75歳……と5歳刻みの年齢を迎える100歳までの人が対象。

69歳や91歳など1歳でもずれると保険適用外の「任意接種」となるので、タイミングは逃さないようにしたい。

費用は無料~数千円で、自治体によって異なる。

 MSD社によると、今年3月末の推定接種率は65歳以上人口の約43%。

ワクチンは体調不良だと受けられない。

寒くなるとインフルエンザが流行することも考えられるので、早めの接種がお勧めです。

 

 2017年3月31日までの定期接種の対象者

対象者      生年月日

65歳になる人  昭和26年4月2日~同27年4月1日

70歳になる人  昭和21年4月2日~同22年4月1日

75歳になる人  昭和16年4月2日~同17年4月1日

80歳になる人  昭和11年4月2日~同12年4月1日

85歳になる人  昭和6年4月2日~同7年4月1日

90歳になる人  大正15年4月2日~昭和2年4月1日

95歳になる人  大正10年4月2日~同11年4月1日

100歳になる人 大正5年4月2日~同6年4月1日

 

※年配の方は、インフルエンザになったあとに肺炎を発症することもあるそうです。

インフルエンザの予防接種だけでなく、肺炎の予防接種も受けておいたほうが安心できます。

 

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