本日は、「啓蟄」です。
「啓蟄」は冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味。
実際に虫が活動を始めるのはもう少し先ですが、草木が芽吹き始める時期でもあります。
3月の古名「弥生」とは、草木が「弥(いや)生い茂る」月。
早いところでは、ツクシ、タンポポ、セリなどが見かけられるかもしれません。
浜離宮の菜の花が咲き始めたとか。
昼間は暖かいですが、朝晩の温度差があり、帰りの時間は冷え込むことも。
体を温めると同時に、気を巡らせて春風に乗ってやってくる花粉やホコリなどに対処できる体づくりを心がけましょう。
そろそろ若芽を出す草には、こんなものもあります。
「艾」
この草は何でしょうか?
※お灸のもぐさ。お餅に入ることも。
答えは「ヨモギ」です、蓬とも書きます。
草餅やお浸しなどで食用とされるだけでなくガイヨウという生薬として、健胃整腸・止血・食欲増進など幅広く使われます。
また殺菌・保湿効果があるので、お風呂に入れて「ヨモギ風呂」にするのもおすすめ。
「足湯」や「ヨモギ蒸し」も 女性に人気ですね。
若葉を摘む機会があったら、乾燥保存して是非お試しください。