「今」に集中しましょう

 「ストレスに負けないコツ」と題して、「医療ルネサンス盛岡フォーラム」が開かれた。

ストレスと体の病気の関係や、心の訓練法「マインドフルネス」などについて専門家が解説。集まった約500人の聴衆が熱心に聞き入った。

 

 基調講演は、早稲田大文学学術院長の越川房子さんが、「心の筋肉を鍛える~マインドフルネスって何?~」と題して行った。

マインドフルネスとは、仏教の瞑想を取り入れた心の訓練法。

越川さんは講演で、ヤフーや米グーグルなどの大企業が、社員向けのマインドフルネス講座を開いていることを紹介した。

 また、マインドフルネスの意味について、「思いやりのある優しい態度で、今この瞬間に、意図的に注意を向けること」と説明。

逆に、「今、この瞬間」に意識が向かず、どのようにネガティブな感情が生まれたかに気付かない状態を、「自動操縦状態」と呼び、うつ症状や不安につながりやすいとした。

 

 そのうえで、越川さんは、ストレスや不安も、目の前の何かに集中すれば忘れられるとして、MとNの字を使ったエクササイズを会場で実践した。

最近あった嫌なことを思い出してもらってから、MとNの文字が不規則に素早く現れるスライドを見て、Nの時に手をたたくもの。

 次々と変わるスライドに必死になって手をたたく来場者に、「夢中になっている間は、ネガティブなことが意識の中心から外れ、不安に巻き込まれないですよね」と語った。

ストレスの対処法として、意識の向け方を変えることを勧めた。

 

 後半ではまず、岩手医科大准教授の鈴木順さんが、「心身症」について解説した。

鈴木さんは心身症を「心理的、社会的な問題が深く関わるからだの病気」とし、自分の感情に気付かなかったり、周囲に気を使いすぎたりする人がかかりやすいと説明した。東日本大震災の被災地での診療活動も紹介し、災害で生じるストレスについても触れた。

 

 続くディスカッションは、越川さんと鈴木さんに、総合司会を務めたフリーアナウンサー高橋佳代子さんが加わった。

読売新聞東京本社の吉田清久医療部長が進行役を務めた。

 ストレスの対処法について、高橋さんは、趣味の畑仕事を挙げた。

「土や野菜、空気がストレスを吸い取ってくれる感じ。時間がたつのも忘れられる」と語った。

 これに対し、鈴木さんは、目の前のことに意識を集中するマインドフルネスとの共通性を指摘。

「絵や歌、運動などを通して自分を外に表現することがストレスに負けないコツ」と訴えた。

 また、越川さんは、うつや不安といった感情の悪循環を断ち切るには、好奇心を持って注意を向けられる趣味を持つことが重要と強調。

「1日1回、心を込めて生きる瞬間を持つようトライしてほしい」と呼びかけた。

 

※何かやっている事に集中できないと失敗することが多いですね。

皿を割ったり、作業に時間が掛かったりするのも別なことを考えている時でしょうか。

座禅のときも考えが浮かんでもすぐ流せば身体に出ない。

考え始めてしまうと身体が前のめりになるから見ていると分かるそうです。

 

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