今頃に初めて虹があらわれるわけではないのですが、この時期に初めて見えるような気がするのでしょう。
水滴が大きいほど色が鮮やかになるので、大粒の雨が降った後によく見えるそうです。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、これが虹の七色です。
国によっては五色とか六色というところもあるそうです。
もともと虹の色は、赤から紫までの連続した波長のもので、はっきりと色別に区切られているわけではないのです。
杏の花が咲く頃です。
杏には様々な薬効があり、とくに咳止めに効くそうです。
「杏林」といえば、杏の林というほかに医者の美称としても使われます。
中国の三国時代、呉に董奉(とうほう)という名医がいました。
彼は治療代はとらず、治ったものには杏の木を植えさせました。
その結果、数年で立派な杏の林ができたそうです。
この故事から医者のことを「杏林」というようになったのだそうです。