酸味を用い塩味を薄く

 伊那中央病院が開講している「心臓病教室」。

「心臓にやさしい生活」と題して、同病院の看護師が心臓に負担の少ない食生活などについて説明した。

 

 ■塩分をとりすぎると

 看護師や医者の先生は塩分を控えるようにと、これほど口を酸っぱくして言うのでしょうか。塩分をとりすぎると、体内の塩分と水分の量を調節するために血液量が増えて高血圧につながります。高血圧が続くと、血管がいつも張り詰めた状態に置かれるため、次第に硬く厚くなっていき、動脈硬化につながります。高血圧と動脈硬化が合わさり、心臓病になりやすくなってしまうのです。

 上伊那地方の方がよく食べる漬物▽干物▽塩辛――などは、塩を多く利用した保存食です。また、信州産のみそは他のみそに比べて塩分濃度が少し高いことが分かっています。3食全てにみそ汁をつけたり、お茶の時間に必ず漬物を食べたりしていると、日々の積み重ねで塩分摂取量が増えてしまいます。量や回数を少しずつ減らすことで減塩に一歩近づくことができます。

 

 ■減塩のコツ

 減塩といっても何から始めたらいいかわからない方のために減塩のコツを紹介します。

 お刺し身につけるしょうゆの量を少なくすることなどを心掛けてください。料理の時にはユズやレモン、酢などの酸味を用いると薄味でおいしく食べることができます。おひたしなどには、最近お店で簡単に買うことができるようになった「減塩しょうゆ」の使用をお勧めしますが、いわゆる「薄口のしょうゆ」は減塩しょうゆとは違いますので注意してください。

 同じ量のしょうゆと比べた塩分量は、ポン酢が約2分の1▽ソースが約3分の1▽ケチャップが約5分の1――に抑えられます。ただし、「同じ量の」というところがポイントです。しょうゆの2倍の量のポン酢を料理にかけてしまったら、減塩とはいえません。

 

 ■「ばっかり食べ」に注意!

 減塩と一緒に気をつけてほしいのが特定の食材に偏って摂取する「ばっかり食べ」です。野菜を多く食べることは間違いではありませんが、過剰に食べることはお勧めしません。

 野菜を食べ過ぎると、体内にカリウムという成分が蓄積し、不整脈になることがあります。高齢の方は腎臓の機能が落ちているため、カリウムを排出しにくくなっている可能性がありますので、野菜の食べ過ぎにはより気をつけなければいけません。

 季節が違えば、注意する食材も変わります。夏はご近所から夏野菜をたくさんもらうかもしれません。キュウリやスイカの食べ過ぎに気をつけましょう。冬場の鍋料理には、白菜などがたっぷり入っています。家族に勧めるのもいいですが、ほどほどが肝心です。

 

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