年齢とともに少しずつ体重増加

 国立長寿医療研究センター研究所の所長・鈴木隆雄氏の「シニアのための健康術」で体重の話が出ていましたので紹介します。

 

 最近の健康志向や、健康長寿への意識の高まりから、シニアの多くが自分の体重管理を心掛けています。

一方、健康な人生を過ごすためには、どの程度の体重や体格が良いのかについて、さまざまな情報があるようです。

例えば、仙人のようにやせている方が長生きなのか、それとも逆にかっぷくの良い小太りの方が長生きなのか。

 

 「やせ」や「肥満」は、科学的には「体格指数(BMI)」と呼ばれる数値で定義されます。

これは体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割って求めます。

身長165センチ、体重70キログラムの人の指数は25・7になります。

日本肥満学会は、BMIが「18・5未満はやせ」「18・5以上25・0未満は正常」「25・0以上は肥満」と分類していますから、25・7の場合は「肥満」となります。

 

 さて「やせと肥満、どちらが長寿?」と考える場合、「死亡率の最も低くなる体格指数はいくつか?」を求めればよいことになります。

実は、この答えは単純なものではなく、性や年齢、かかっている病気などによってかなり異なります。

 日本人の中高年齢者を対象とした大規模、そして科学的な研究がいくつかあります。

それらのデータや結果を総合すると、

(1)男女ともに死亡率はやせでも肥満でも上昇する

(2)やせの方が死亡する危険性はより強い

(3)特に高齢者はやせの方が死亡する危険性が強くなる

――などの傾向が明らかになっています。

 

 具体的な体格指数でみると、シニアの場合、男性は25~27程度、女性は23~25程度が最も死亡リスクが低いようです。

いずれの数値も、体形としては小太りといえる数値です。

ただし、この数値はすべての年齢で共通するものではなく、男女とも40歳代と若い時期はもう少し低い値が望ましく、加齢とともに徐々に上昇していくことが分かっています。

もちろん心臓病などの循環器疾患や、糖尿病などがある場合は、それぞれ適切な体重管理が必要になります。

 

 特に大きな問題がない多くの65歳以降のシニアの皆さんは、加齢とともに少しずつ小太りになっていくようなライフスタイルが長生きに向いているといえるようです。

 

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