ツボは胸の「だん中(だんちゅう)」です。
両乳頭を結ぶ線が、胸骨体正中線と交わるところに取る。
乳頭は第4肋間の高さに当たる。
仰臥すると乳頭は第四肋間にある。
この左右乳頭を結んだ胸骨の正中で少し凹んだ所、按じて痛む。
だん中は心の宮城のことで、その内側は心包の外周があり、心の代わりに命令を受け胸膜の中にあるのでこの名が付いた。
心包絡の募穴で、任脈、足の太陰脾経、足の少陰腎経、手の太陽小腸経、手の少陽三焦経の交会穴である。
胸痛、気喘、乳汁分泌不全などを主治とする。
※「だん」は、檀家の「檀」の木偏が肉月になった字です。