ツボは、手の「合谷(ごうこく)」です。
場所は、第1(母指)・第2(次指)中手骨底間の下、陥凹部、第2中手骨よりに取る。
簡易法としては、指に力を入れて伸展すると、母指と食指との二股になったところに凹部が現れます。
経絡は食指に沿っているから、食指寄りに取り、按圧すると響いて感じるところ、古書には動脈手に応ずる所を求めて取るとあります。
合谷とは昔、古い山の名前を意味し、「肉の大会するを谷と為し、肉の小会するを谿と為す」という。
2つの場所が合わさることを「合」といい、母指と次指を合わせると肌肉が山の峰のように盛り上がることで合谷と呼んだ。
合谷は手の陽明大腸経の原穴で、四総穴の1つ、「面目は合谷に収む」。
顏の症状、眼疾患、できもの、庁などを主治とします。